九州を終えて昨日西の旅の最終滋賀を終えた
今年滋賀は4度目 中川能舞台は2度目、五月以来
この会場は特殊で舞台の下に大きな甕があるという
舞台へ立った時の反響板ならぬ反響床とでもいうのかな
今であれば電気があり、その電気が信号になり音となる
考え方によっては本当の音をできるだけ本物に近くしたマネもの
でもそれでもしっかりとした心が音によって伝わるんだから不思議
前回も感じたのだけど音を鳴らして演奏を始めてから
徐々に舞台の空気に体温が混じって
昔踊っていた人たちの音や声が聴こえてきそうになった
自分の脳がそれを作り出しているのかもしれないけれど
それはそれでまた不思議な時間だった
舞台の窓の隙間からの風が金木犀の香りを運んできた