いい塩梅
- Keiichiro Mori
- 2020年8月2日
- 読了時間: 1分
庭にはせみがないて 入道雲が青い空を
占領している
梅雨明けが宣言された土曜日 森家の庭では一気に夏がやってきた
子供の頃庭に干してある梅干しを食べて
そのまま自転車に乗って町のプールに行った
この梅干しの匂いをかぐとあの夏の匂いが蘇る
少しだけ切なくてしょっぱくてでもこの青い空みたいに
どこまでも果てしなく自由
今年の梅はどうだろうか 父親がせっせといそしんでる
そういえばあの頃の梅には塩が乾いて梅が干からびていた
そうだ、あの頃は祖母が梅をつくっていたんだ
でもうまかったなぁ

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