Keiichiro Mori2019年12月10日読了時間: 1分深海肌の記憶に耳すませば遠い彼方から聞こえてくる声にならぬ声熟れた言葉を嘆き合う蜜を求める蜂のように深い海の底で抱き合えばもう二人は元には戻れない枯れ葉から落ちた涙指先でそっと救い上げた歌にならぬ音抜けない棘軽い痛みを楽しむ 大きな炎 温度は上昇してゆく脆い夢はやかれ 灰になったもう二人は一人になれない
肌の記憶に耳すませば遠い彼方から聞こえてくる声にならぬ声熟れた言葉を嘆き合う蜜を求める蜂のように深い海の底で抱き合えばもう二人は元には戻れない枯れ葉から落ちた涙指先でそっと救い上げた歌にならぬ音抜けない棘軽い痛みを楽しむ 大きな炎 温度は上昇してゆく脆い夢はやかれ 灰になったもう二人は一人になれない
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